FC2ブログ

前に突き進むには

運動生理学の記事を読んでいて、記録更新を目指しフルマラソンに取り組み始めて次の4月で丸3年。記録的にも、特に年齢的にも頭打ち感や右肩下がり感がでてくる中、どう突破するか?

更に前に進んでフルマラソンの記録を1秒でも2秒でも更新して行けるのか?
今まで通りの練習で良いのか今一度考えてみるかと思いました。

そう思ったのは、記事中(正確には記事じゃなくて城西大の授業に使われていたと思われる資料)の「トレーニングの効果」
そのまま熟語だけ引用させて頂くと

・過負荷(オーバーロード)
・漸進性
・特異性
・反復性
・全面性
・個別性
・適時性
・意識性

内容を見たいかたは、2014/1/14の記事中のリンクを辿って下さい。

ダニエルズさんもランニングフォーミュラの第一章で、トレーニング原理について書かれていて

・トレーニング刺激に対する身体の反応
・トレーニングの特異性
・体力向上の速度
・個人の限界
・収穫逓減
・加速度的な減退
・能力維持の簡易性

と言葉使いといくつか違いがありますが、トレーニングの原則として理解し易い、納得性がある原理がそれぞれ挙げられています。

記録の頭打ち感、感じゃなくて実際に頭打ちとなった場合に考えられるのは、「個人の限界」。
これは確かにありますよね。そうじゃなければ、どの市民ランナーもやがては、オリンピック代表になれることになりますから。

でも個人の限界と早々に決め付けるのは早い。トレーニングに工夫が足りないだけかもしれません。市民ランナーですから、トレーニング時間の確保やトレーニングメニューの質などが、それらをひっくるめて個人の限界と言えば、言えなくもないのですが。

トレーニングで工夫できるとしたら、
過負荷(オーバーロード)と漸進性。それを継続する反復性でしょうか。
効果を得るために十分に負荷を与えること。負荷を徐々に上げて行くこと。何度も繰り返すこと。
フルマラソンは弱点を消していくスポーツだと思っているので、弱点を消すためのトレーニングの特異性。
弱点部分を強くしていく目的のトレーニングを行う。

練習がどういう効果、あるいは弊害をもたらすのかを考える「意識性」考えたら、上に挙げられているトレーニングの原則はどれも大切ですね。当たり前の話かもしれませんが。

ダニエルズさんの挙げられている原則も、実に怖いというか。収穫逓減では、走り始めた頃は面白いように記録も伸びたがトレーニングを重ねる内に、伸びが逓減するということですから、思い当たりますよね。

一番怖いのは、加速度的な減退。これは故障、怪我、病気、オーバートレーニングでの体調不良などで練習が出来なくなること。

加速度的な減退を避けつつ、少しづつ負荷を上げていき、効果を得るための負荷を与えて、継続して行く。その時には個人の特徴や練習で使える時間などを考慮しつつ、自分の年齢なども考えて、練習目的を理解しながら進める。
<-あ、原理をただつなげただけです(笑)

真面目に書くと、原則通りなんですが、負荷を与えつつ故障もしないようにというのがなかなか難しいですよね。市民ランナーだと練習時間の確保も限りがありますから、基本的にはメニューの工夫と質、おそらくペースを少しづつ上げることや、速く走ることで一定時間で以前より余分に走れることなどでしょうか。
ただ、スピードを上げて運動強度が増すと着地衝撃が大きくなり故障も誘発し易い。

閾値ペースやインターバルペース、マラソンペースも全部そうですが、1段上げる時が、一番しんどいですよね。

一般市民ランナーが自分が限界だと考えてしまう前に、実は大きく飛躍できる伸びしろとして残されているのが、ランニングフォームじゃないかと思っています。私もフォームは良いと言えず、あ、勿論、走り始めの頃より遥かに安定もしていますし、腰も落ちにくくなっていますけど、まだまだ改善の余地はあるはず。

フォームの改善が出来れば、一段上げたスピードトレーニングなしに記録が大きく伸びるかもしれませんよね。まあそう都合良くできないかもしれませんけど。今後はこのあたりを重点的にやった方が良いかもしれませんね。良いフォームだと無理が無いので故障もしにくくなりますし。

それでも長いランニング生活の中では、不調や故障、怪我、病気もあると思います。その場合にもトレーニングの原理が役に立ちます。焦りは禁物、「能力維持の簡易性」で一度獲得した能力は、特に長い間かけて獲得した能力は、1週間や2週間でびっくりするほど落ちないと思います。

私が密かに、ブログ村マラソンで応援しているのが、2億4千万の走りのノブノブさん。長いブランクから再び走りだされました。走力の戻り具合を拝見していると今年のつくばで、再びサブ3もあるのじゃないかと期待しています。

テーマ : ランニング
ジャンル : スポーツ

遅筋、速筋、中間筋

先日、プロローグだけ書いた、アスリートの科学ですが、第一章は、筋力発揮の科学。

ここも自分の体の仕組みを知る上では興味深い内容です。色々出て来るのですが、この本だけでは分からないこともあり、タイトルの速筋、遅筋については別に調べてみました。

考えたら意外でも無いかもしれないのですが、力の強さは、筋肉の太さであって、若い男性、女性、老人と差が無いこと。筋断面積が大きいほど力が強いということです。若い男性の力が強いのは、筋肉量が多いからなんですね。

それと力の発揮に関わるのが、筋繊維の動因率です。火事場のばか力と言いますが、同じ筋肉量でも動因率が高いと当然、発揮される力が強くなる。

この当たりは、何となく考えたら分かるような気がしますが、私が知らなかったこととしては、筋肉が発揮しているパワーと実際の発揮されるパワーの違いでした。
筋力はトングの原理で、筋肉が出すパワーを梃子の原理で減じて発揮されているそうなのです。肘屈曲筋では1/4から1/5に、ふとももに至っては、1/10になるそうです。
男性スポーツ選手の足首のところで測った膝伸展筋力は100kgにたいし、太ももの膝伸展筋(大腿四頭筋)は、1トン。
まあ、だからと言って、梃子の原理を外して1トンの力をそのまま発揮したら体が壊れちゃいそうですけど。

それからさきほどの動因率ですが、意識的に筋力を発揮する場合、大脳から筋力を使うための指令が脊髄の運動ニューロンに送られて発動するそうです。運動ニューロンが興奮することで筋が動く。この当たりが、レースだと練習より速く走れたり力が発揮できたりする秘密がありそうです。逆に緊張し過ぎると力んでしまい発揮できないんですけどね。それは筋肉の発動、動因率とは別の次元で、筋肉は弛緩と収縮(伸展して力を出すのもあるが)でパワーが出るので、緊張で力みがあると筋肉がかたいままで力は出ませんよね。

ランナーとして一番興味があったのは、筋繊維タイプについてでした。ご存知のように、遅筋と速筋です。その中間の筋肉もあるのはご存知でしょう。また遅筋と速筋が生まれながらにして決まっていて、運動などをしてもその比率は変わらないこと。生まれながらのスプリンターと生まれながらのマラソンランナー。

じゃあ、練習してもどうしようもないじゃん。と言うことはありません。比率は変わらないですが、それぞれの筋繊維を太くしたり、鍛えたり、マラソンだと心肺能力を上げることで向上させることができるからです。

これも聞かれたことがあると思いますが、100m走の選手などスプリンターは、速筋の比率が高く、マラソンランナーは遅筋の比率が高い。一般市民は半分半分。ここで考えたらですよ。天性のスプリンターはマラソンランナーになるのは難しいし、天性のマラソンランナーはスプリンターになるのは難しい。
半分半分の一般市民は、どちらにも成れる。あ、もっともトップには成れませんけど、どちらでも好きな方を鍛えられるから良いですよね。

遅筋と速筋。その中間筋。

速筋:FG繊維 Fast twitch Glycolytic
中間筋:FOG繊維 Fast twitch Oxidative Glycolytic
遅筋:SO繊維 Slow twitch Oxidative

うーん、難しい英単語ですね。Fast/Slowは良いですね。
twitch: ここでは筋肉の収縮の意味でしょう
Oxidative: 酸化ですが、有酸素系のエネルギー獲得とかかな。
Glycolytic: 解糖、糖分解のですが、酸素を使わない糖分解によるエネルギー獲得かな。

略して、FG,FOG,SOだそうです。
遅筋が赤い筋肉と呼ばれているのは、遅筋に多く含まれるミオグロビンが赤いからとのことです。速筋は白い色。中間筋なので、色もピンク。

性能はご存知の通りで、遅筋は、持久力に優れるがパワー・スピードに劣る。速筋はその逆。中間筋はどちらかというと速筋よりの中間的性質。

遅筋は、中間筋にならないし、中間筋も遅筋にならない。
速筋は、トレーニングで中間筋に変わり、中間筋も速筋に変わる。

さきほど、パワーは筋断面積と動因率だと言うことでしたが、それらが同じでも、この筋繊維タイプの違いでパワーが出るか持続力があるか違いがあるということですね。

色々読んでみると、マラソンでは、遅筋を鍛えるだけで良いようにも思えますが、良く判りません。持続時間については、速筋が8秒、これはエネルギーを得るための解糖機構クレアチンやATP(アデノシン3燐酸)の時間と関係しているようです。難しいし間違って書きそうなので今日は止めておきます。中間筋にしても持続時間は30秒程度で速筋と合わせても40秒程度なので400mか800mに使えるでしょうけど、1500m走以上だと最後のダッシュ以外使えなさそうです。

マラソンランナーは遅筋を鍛える練習ということでしょうかね。鍛えれば太くなる速筋と違い、遅筋は鍛えても太く成りにくいので見た目、鍛えられたか判りませんが、有酸素運動を続けるということなんでしょうね。

アスリートの科学では、従来の有酸素運動、無酸素運動ではなく、すべては有酸素運動であると唱える東大の八田秀雄先生の説も出てきて、人間の解糖メカニズムというのが非常に良く出来ているというか、複雑なんだなと感心しました。
ただ、それを知ってもマラソンで直接的に速くなることにはつながらないなというのも実感です。

閾値ペースを超えるあたりから、速筋の動因率が高まり、結果的に糖類の消費が増えて乳酸を処理できにくくなるという話と、閾値を超える運動強度だとアドレナリンが出て糖の分解が高まるという話も登場します。

良く理解できないところもあり、もう少し時間を掛けて調べたいなと思ってはいますが、直近の走力アップにはあまり貢献しないかと思うので、また暇な時かなと思ったりもします。

速筋、遅筋を調べている中で見つけたWebで、筋量の加齢変化という記述があって
・加齢変化 1年間に1%の萎縮
・不活動(寝たきり) 2日で1%
・宇宙飛行 1日で1%

宇宙飛行の萎縮も凄い話ですが、加齢変化が1年で1%ということ。びっくりするほど落ちないんですね。鍛え続ければ基本的に落ち込みをほとんどカバーできるんじゃないかと思いました。この1年を振り返ると確かにびっくりするような衰えは感じておらず、スピード練習が昨年より十分じゃないので、1500mや5km、10kmではスピードが落ちた感じですが、20km走の翌日にハーフの自己ベストをプチ更新できたりとまだ衰えと言うのは早いと言い聞かせています(笑)

寝たきりや宇宙飛行はしないようにしましょう(笑)

参考記事のリンクを張っておきます。リンクさせて頂きましたが詳しい内容、ありがとうございます。

運動生理学 筋繊維タイプとトレーニング

スポーツ生理学の基礎知識

自分でも判らないことが多いのでまとまりの無い記事でした。

テーマ : ランニング
ジャンル : スポーツ

レースの中でのペース設定

昨日は各レースの平均ペースを目安として書いてみましたが、今日は、レースの中でのペース変化と言いますか、自分なりに考えているレース中のペースについて書いてみたいと思います。

これは私が勝ってに考えて走っているだけで、それこそ走り方はランナーさんの好き好き。自由に走られて結構なんですが、最初に突っ込み過ぎると後半、撃沈となり、それはそれで充実感がありますが、撃沈は辛いですよね。
頑張って辛かった割に、タイムが伴わないというか。それで撃沈にならないようにどのように走りましょうかといつも考えるわけなんです。

今日もレースごとに。

1500m走:
通常、トラックで行いますから、400mトラックを3周と3/4周(300m)ですね。400mトラックだとGPS時計が不正確になりやすいので、1kmごとのオートラップは切るか、切らないでも400mごとに押してどれくらいで走っているか目安にした方が良いと思っています。

いくつか作戦が考えれますが

まず、イメージ的には前半の500m、中盤の500m、後半の500mと3つに分けて走るイメージで意識としては

前半500m:周りに引きずられて速く入り過ぎない
中盤500m:流れに乗ってリラックスして確り走る
後半500m:あと1周少しと自分を鼓舞し追い上げる。最後の100mは全力ダッシュ(笑)

1周を基準で走る。その時必要なので400mのラップ表です。
練習用ラップ表
これは上尾運動公園800mで常に意識して使っているラップ表ですが、ついでに400mラップも書いてあり、例えば、3'20/kmペースで走るという場合、400m1周は、80秒となります。自分で走ろうと思うラップを前後で覚えておいて周回の時に参考にします。

3周と3/4周ですから

1周目:周りに引っ張られて速く入り過ぎない。
2周目:1周目のタイムで目標ペースとのずれを修正してペースを調整
3周目:2周目より落ちないように意識しペース維持かアップで目標タイムも目安に調整
3/4周:300mなので無条件にペースアップし、最後の100mは100m走の積もりで大きく腕を振ってダッシュ

どのように走っても、ゼイハアものですが、1500mで終わりますからね、頑張るしかないですね。

5000m走:
トラックだと12周と200mと訳が判らなくなります(笑)。大抵、走るのは、ロードの5km走とか月例とかでしょうか。
自分の場合、全般的にハーフ以下の距離はネガティブスプリットとなるように意識して走っています。
5000mは、速く入り過ぎると後半、失速しますが、中だるみでタイムが落ちるのもタイムが出ない要因になるので意識としては

1000m:周りに引きづられ速く入り過ぎないように500m辺りでペースを確認する
2000m:1kmの結果で平均目標ペースとなるようにペースを調整する。
3000m:2kmの結果で微調整。調子が良さそうと感じたら、平均ペースを少し上回って走る。
4000m:3kmの結果で中だるみしていたら、鼓舞して平均ペースか少し上回って(速くの意味)走る
5000m:兎に角、出し切る積もりで走るが急にギアを変えず徐々に上げて行く。残り300mでギアを変えてペースアップ

10km走:
10000m走は、トラック25周と更に訳が判らなくなります(笑) 切りは良いのですが。普通はロードですよね。

1km:速く入り過ぎないように500m目でペースを確認する。5'00/kmだと2'30基準でどうだったか。
2km:1kmの結果で平均目標ペースまたは2,3秒遅れは気にしない。1km目が渋滞の場合、平均ペース目安にする
3km:まだ先があるので無理しない。目標ペースより5秒以上は遅れない方があとが楽
4km:目標ペースで走る。
5km:目標ペースで走る。
6km:段々苦しくなるが、目標ペースを維持。
7km:更に苦しいが残り3kmと鼓舞。ペースを維持か数秒上げる。
8km:更に更に苦しいがここは踏ん張り処と鼓舞。目標ペース以上で頑張る
9km:一番苦しいがここは平均ペースを維持する
10km:最後の1kmなので、出し切る積もりで頑張るが徐々にペースアップ、残り300mからギアを変えて最後の100mは大きく腕を振ってダッシュ(笑)

10km走も苦しいレースですよね。いつもの閾値走と同じかそれより速く距離も長いですから。凄いスピード練習だと思ってゼエハアしましょう(笑)

ハーフマラソン:
あるハーフマラソンに出た時、谷川真理さんが「15kmを過ぎた最後の6kmが勝負ですよ」とおっしゃっていました。確かに最後の6kmを落とすか、速く走るかで結果が大きく分かれると思います。自分が考えているのは

前半11kmと中盤5km分(11km-16km)と終盤5kmを分けて考え、前半11kmは目標ペースを維持するように出来るだけ淡々とリラックスして走る。中盤は前半11km分の疲れが出てきて中だるみしやすいので体幹を維持し、腰が落ちないようにしてピッチ数を維持してペースキープ。16km過ぎで残り5kmと自分を鼓舞して、いつも練習している5km閾値走だと思って走る。ハーフペースは閾値ペースより数秒遅いのでそれがペースアップになる。苦しくて無理なら目標平均ペースを維持して残り2kmでペースアップを計る。特に最後の1kmは出し切って良いので更にペースアップ。最後の100mはタイムが掛かっているのでダッシュ(笑)

いつも最後の100mはダッシュです(笑) もっとも疲れ度合いで、気持ちだけダッシュという時も多いですが、腕を大きく振って走れば何とか速くなるものですしね。

フルマラソン:
これは先日書いた、ややポジティブスプリットで走ります。

走り方として、目標ペースを刻む意識で前半走りますが、前半なので目標ペースよりキロ当たり数秒(5秒以内)速く走り、少しだけ貯金。

30kmまではその少しだけ速いペースを極端なペースの上げ下げなしにキープして走る。残り12kmが粘り処です。貯金があるので少し落ちても良いから、苦しいところでは焦らず、少しは落とし、極端に遅く落ちないように粘り抜いて、「ややポジティブスプリット」で目標ペースを達成する。30km以降も目標ペースで走れた距離が長ければ長いほど、自己ベストの記録更新に近づきます。

サブ4だったら、05'40/kmで良いわけですが、30kmまでを05'30-05'35で走り、前半の貯金を少し使いながら残りを粘り通して、平均05'40/kmで走るイメージです。もし、想定したペースより自分の走力が上がっていたなら、30km以降も落ちないでむしろ上げることが出来て、目標タイムを上回ることが出来ます。

最初の10kmで調子が良さそうかを見誤ると、後半の撃沈に繋がり易いですから注意ですね。またその10kmを速く入り過ぎないことが大切かと思います。間違っても閾値ペースに近づかない(笑)
調子が良いかどうかは、足取りや動きの軽さ、汗のかき方などで判断。暑い時期は別ですが、11月のつくば以降なら、かなり気温が低いですから、10km走ってみて、余り汗をかいていないなら調子が良いと感じられるのではないでしょうか。

普段の練習から汗のかき方、脚の回転、体の切れなど覚えておくとレース当日の調子の判断になるかと思います。
本命レースの場合、練習量を落としたりカーボローディングを行ったりで、普段の練習の時より調子は良いはずですしね。

ウルトラマラソン:
まだ走る積もりが無いので、考えていません(笑)

テーマ : ランニング
ジャンル : スポーツ

閾値ペースと各レースペースの関係

マラソンと言うと狭義ではフルマラソンかもしれませんが、5km、10km、ハーフマラソンもマラソンですよね。
レースに出捲くっているなら別ですが、まだ走ったことが無いレース種ってありませんか?
そんな時にどんなペースで走れば良いのだろうと悩みますよね。いつもジョグでファンランでも勿論、良いのですけど、そのレースで自分として一番速く走るためにはどんなペースで走ったら良いのだろうかと。
速く入り過ぎて突っ込んで撃沈もまた良しですが、実際には後半、苦しいですし、適切なペースで走りたい。

そんな時に目安になるはやはり、ダニエルズさん。特に閾値ペースを基準に考えると分かり易いかと思います。
ダニエルズさんの各運動強度、ペースについては過去記事、カテゴリ、ダニエルズさんを参照いただくとして、自分の閾値ペースが判っていたら、各レースはどのようなペースで走れば良いかですね。

閾値ペースは、ダニエルズさんによるとそのペースで50分から60分間、走れるスピードだそうです。では何故、普段の閾値走では20分間走を薦めているかと言うと、50分も走るとしんどいからです。半分本当です。普段の練習で頑張って走れる限度一杯の50分間とか60分間とか走れば疲労が残るし、実際それは辛い練習になりますよね。そんな辛い練習を1回だけ行うより、20分間閾値走を毎週1回ルーチン化して練習に組入れる方が、閾値を高めるという目的としては無理がないからなんですね。

ついつい、閾値について熱く語ってしまった(笑)
ここで閾値ペースは50分から60分、自分の体感的には60分は無理で最大限で50分間じゃないかと思うのですが、50分間としたら、走力ごとにレースペースの目安が変わってきます。

閾値ペースの他に目安にしたら良いのが、距離が短めのレースでは、インターバル走のペースですね。ダニエルズさんは走ったことが無いレース、練習したことが無い運動強度のペースをVDOTという数値で目安にできるようにしてくれていますから、閾値ペースや自分のレースでの持ちタイムからインターバル走のペースも判断できますね。
ちなみに、スタミナよりスピードに自信のあるランナーさんは、短いレースでは速い方のVDOTを使えば良いと思います。

で、それぞれの関係は

1500m走:
インターバル・ペースより、かなり速く、燃え尽きる(笑) 例を挙げると

サブ3:VDOT 54で Iペース 03'41/km, 1500m走 03'21/km
サブ4:VDOT 38で Iペース 04'54/km, 1500m走 04'36/km

これは、1500m 1本勝負なので、5本走る目安のインターバル走より、もう完全燃焼型で走りましょうということですね。ただ、全力と言っても、最初の100mや400mを本当に全力で走ったら、残りの1000m以上は地獄以外の何者でもなくなるので注意ですね(笑) VDOT表で自分の走力に合う1500mペースで走りましょう。

5000m走:5kmね
インターバル・ペースより、少し遅く。

サブ3:Iペース 03'41/km, 5000m走 03'44/km
サブ4:Iペース 04'54/km, 5000m走 05'02/km

流石に1000mを5本、分けて走るペースと通しで5000m 走るペースの差ですね。
反対の見方をすると、インターバル走のペースが判らない時は、5000mのベストタイムを5で割ったラップなら十分走れるし無理が無いペースと言えます。まあ、しんどいとは思いますけど。

10km走:
走力で分かれるが、閾値ペースを基準にする。閾値ペースが最大限で50分間ですから

10km 50分間のランナーさんは、閾値ペースで最大限頑張って走ったことになりますから、そりゃ、疲れるわけです。

50分間より、時間の掛かるランナーさんは、閾値ペースより遅く
50分間のランナーさんは、閾値ペース
50分間より時間が掛からないランナーさんは、閾値ペースより少し速く

サブ3:VDOT 54 Tペース 4'00/km, 10km 3'52/km
サブ4:VDOT 38 Tペース 5'19/km, 10km 5'13/km
サブ4.5:VDOT 33 Tペース 5'56/km, 10km 5'53/km=58分54秒

いずれの走力も、実際に走ったら苦しそうです(笑)

ハーフマラソン:
閾値ペースより遅く。閾値ペースが50分から60分なので、一般市民ランナーなら凄く速いランナーで70分。閾値ペースでハーフマラソンを走り通すのは無いことになります。もし閾値ペースで走れて80分だったとしたら、その時点の閾値ペースは本当はもっと速かったと考えて良いと思います。

サブ3:Tペース 4'00/km, ハーフ 04'02/km
サブ4:Tペース 5'19/km, ハーフ 05'29/km
サブ4.5:Tペース 5'56/km, ハーフ 06'11/km

フルマラソン:
ランナー、閾値に近寄らず(笑、再掲)
先日、書いたばかりで、ややポジティブスプリット、フルマラソン前半、まあ30kmまでは閾値ペースに近寄らないで走る方が、グリコーゲンの節約になり、後半のエネルギー切れを防ぎやすくなると思います。

サブ3:Tペース 04'00/km, フル 04'14/km
サブ4:Tペース 05'19/km, フル 05'40/km
サブ4.5:Tペース 5'56/km, フル 06'21/km

過去記事でも10km走の走り方とか似たような記事を書いてきましたが、今回は各レースを並べて書いてみました。
ちなみに、10km走は、10km走の目的で書いています。

いずれにしても、ダニエルズさんの考えを基に書いているのですけど。もしダニエルズさんにお会いすることが出来たら、私、飛び上がって喜んでしまうと思います。

テーマ : ランニング
ジャンル : スポーツ

アスリートの科学

実は10月から角川ソフィア文庫、小田伸午先生、「アスリートの科学」を読んでいます。記事に整理しないまま、何度も読んでいると言っても良いほど読んでいます。もっとも、体の仕組みが判るという内容で、読んだからと言ってもダニエルズさんのような直接的にマラソンの練習にどう活用しようかと結びつかないんですが、読み物として面白いです。

文庫本でそれほど分厚い本じゃないのですが、自分としてはですが、内容がが濃いと言うか、何度も読まないと理解できないです。ネタばれになりますが、アスリートの科学を少しづつまとめて行きます。自分も読みたいという方が居られたら、(当然ですが)記事は読まないで先入観なしに読んで下さい。

プロローグからいきなり引き込まれます。と書きます。本当ですが本論のところは結構難しいし、これを知ったから練習やレースはどうなるのかという知識を書いた箇所もあります。乳酸のことも書いてあります。

プロローグで驚いたというか、納得したのは、悪いフォームを直そうとして、自分の良くないフォームを何度も何度も見ることで、脳の中で自分の悪いフォームを繰り返してしまうということでした。視覚の虜というタイトルが付いています。学問としては認知神経科学というそうです。これは一般市民ランナーだけで起こる話では無く、室伏選手の話が取り上げれていて世界のトップアスリートでさえもその虜に陥ることがあるというところが驚きでした。室伏選手は自分でそれに気づき、ビデオを見ないようにして修正したところが、流石のトップアスリートですね。

どこか悪い箇所を修正しようとすると、ビデオを見ながらそこに意識を置いて直そうとしますよね。そこに直接的に意識を置き過ぎて良かった箇所まで微妙に変わってしまう罠に陥ることがあるそうなのです。

ではどのように修正するのが良いか?
別の箇所に焦点を当てて、意識を別のところに置く方が良いそうなのです。文庫の例では、原監督の選手時代の話が出てきて、右肩が下がるので下がらないように水平に回していると。それに対して野村克也監督は直接直すのは難しいもの。
右肩が下がるということは、左手の甲もボールに正対しておらず上向きになっているはず。左手の甲をボールにぶつける感覚を持つ方が良いとアドバイスしたそうです。これを「意識をはずす」と表現するそうです。

ランニングの場合、更に基本動作に近い動きだと思うのですが、なかなか、判っていても悪い癖というか動きを修正できません。自分の場合、つま先が外に開いてしまいますし、踵の外側着地気味になっています。このプロローグから考えると、つま先が開くことだけを直そうと意識し過ぎると行けないということですね。自分のビデオはあまり見る機会はありませんが、オールスポーツなどで自分のフォームを見ることはありますよね。

自分の場合、いつも、あちゃーという感じなんですが(笑)、意識の虜で悪いフォームが刷り込まれると拙いですね。
つま先が開く癖は、そもそも、自分のO脚が原因ですが、内転筋の強化や、O脚矯正のストレッチというか動作をこの歳になって始めています。2年前よりは改善した気がしますが、まだまだです。

オールスポーツとか見ないで、頭の中で理想のフォームで走る自分を描いて、その良い意識の虜になれば良いのかな。
今日は、プロローグだけで終わってしまった(笑)

明日は10km走ですが、レース自体より楽しみなことがあります。記事はスマフォなので多分、明日は書かないと思います。

テーマ : ランニング
ジャンル : スポーツ

プロフィール

たのくる

Author:たのくる
埼玉県在住の市民ランナー。60歳、男性。
Author名の由来:ランニングで楽苦しいのが好き?
2012年11月、つくばで初サブ3を達成。

ブログ村リンク
カテゴリ
検索フォーム
カレンダー
09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
訪問者数